助産院の日々は….

2022年ももう6月。半分近くが過ぎました。木々の緑がいっぱいの助産院です。

毎日助産院にいて、午前中は外来、午後は清掃・洗濯物をたたんで片付けものをして、その間に3食作って、食べて….1日が本当に「あっという間」に過ぎていきます。今月4人目のお産の人が帰って、今日は入院さんが一人もいません。夜は助産院全体がシーンとしています。

事務長さんの趣味の小屋「タイニーハウス」がもうじき完成です。ここで大工仕事やパソコン仕事をする予定らしいですが、毎日「自治会」関連で出かけているのにそんな時間は取れるのでしょうか。もともと小屋も自分で作るハズだったのに、「時間がなくて」増築棟を作った業者さん達にお願いしてしまいました。そのほかに敷地グルーっと牧場風(?)の柵を作ってもらったり、駐車場2台分足したり、水場も追加したりして、助産院もなんだかいい感じになってきています。

茅ヶ崎産婦人科の二河田先生が病気になり、4月いっぱいで閉院となり、4月からお産の方が当院にもまわってきています。月によっては14人くらいになるので(最近は月あたり6〜7人だった)、2倍くらいのお産の予定になり、お部屋の関係で長期(2〜3週間)の産後ケアの方をお受けするのはしばらく難しくなってしまいました。病院からこちらに移ってきた人も、病院(お医者さん)とは勝手が違い戸惑うことも多いでしょう。ゆっくりと丁寧に対応して、行き違いがない様にしていきたいものです。

5月の5日に「さんばテント」をしました。天気も良かったので沢山の人に来ていただき、楽しかったです。いろいろな情報を発信したり、話し込んだり、子供達は走り回って遊んでいました。コロナも少しずつ落ち着いてきたところで良かったです。でももう次の「お産カーニバル」の準備が始まっています。衣替えの季節で沢山の冬物衣類のリサイクルを持ってきてくださるので、毎日その仕分けで大変です。おむつなどは長年しまってあったらしく変色しているものもあり、3回も洗濯してしまいました。お産カーニバルで皆さんに買ってもらいたいと思います。あと、今年はどんなお話が良いか、どんな先生をお呼びするか….子供たちも楽しめるイベントにしたいし、でもコロナがどうなっていくかも心配だし、でも漠然としてですがぼちぼち皆んな動き出したようです。お手伝いの実行委員募集してますよ!

先日、楽しいお産がありました。朝方、数分違いのお二人のお産でした。体重も2500g前後、胎盤も300g台の男の子と女の子でした。先に入っていたママが赤ちゃんがちょっと回りかねていてやや停滞気味のとき、そこに次の人が「すぐそこ」という状態で入院してきてあっという間に女の子を出産。それに刺激されたのか最初のママも「グルーっ」と回ってドーンと降りてきて「あっ、見えてきた!」となり男の子が生まれました。双生児みたいに似た2人です。立ち会った助産師の安藤さんが家に帰ってその話をしたら娘さんが「半分青い、だね」と言ったそうです。数年前の朝ドラにあったストーリーで2人は仲良しになるんですよね。コロナ禍なのでお母さんたちのふれあいもなかなか無いのですが、退院の時はお母さん同士でその時の話で盛り上がったそうです。小さい赤ちゃんたちで心配もしましたが、全然問題なく、いっぱいおっぱいを飲んで黄疸も大丈夫で、元気に帰っていきました。   (齋藤弓子)

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