晴れた元旦でした
1月1日の朝、去年の1月1日と同じように、予定日よりずっと早い赤ちゃんが生まれました。ママは3人目の赤ちゃんで、妊娠中は上の子たちの世話や自身の体の不調、なかなか治らない逆子、仕事が忙しい夫の協力も得られず、とても疲れていたので、赤ちゃんが早めに生まれてくれてホッと一息できたようです。おだやかな朝でした。
午後から私の孫たちと腰掛神社におまいり。「クルマで行こう」という私に孫たちは歩きたい様子でしたが「バアちゃんは腰掛の坂を上がるの大変なんだよ」と結局クルマで行きました。おいのりは何もたのまないことに決めています。そしてヤマトタケルの座ったという腰掛け石をなでて、お参りは終了です。小学生の孫たちは神社の前の見晴らし台と広場でおきまりの「鬼ごっこ」。ただただ走り回っています。だんだらの畑の向こうにポッカリと富士山….本当に美しい。最初にこの景色に出会った時は春でしたが、びっくりするほど感動しました。そしてなつかしい気持ちになる風景です。
11月に生まれた赤ちゃんが呼吸状態が悪く、病院に搬送、ママが毎日しぼって届けたおっぱいを飲んで、今日ようやく退院しました。あとは経過観察とのこと。丸々太って4300gです。これからが自分たちの力で育てていかなければならないから大変だね。でも本当によかった。赤ちゃんの重さを感じて嬉しかったです。
お正月も明けた頃、ピーターポールアンドマリーのポールが亡くなったという新聞記事を読んだ。その後、彼らの「パフ〜ザマジックドラゴン〜」が頭をグルグル回っている。看護学生の時に仙台のYMCAの英語教室に通っていて、カセットデッキから流れる「パフ〜…」や「風に吹かれて」を聴いていた。優しい歌声に魅せられた。仙台にはまだ市電が走り、 YMCAの近くには美味しい大判焼きとほうじ茶をだしてくれるお気に入りの店があった。わたしはというと劣等感のかたまりで、何者でもなかった….10代は遠い遠い….。そして70代の自分なんて想像もできなかった。
(齋藤弓子)