春!
ようやくこぶしの花が咲きました。3月の10日ころから、過去の日記には「こぶしの花がひとつ」咲いたことが書いてあったので待ち遠しかったのですが、今日は2日続いての暖かさ。青い空に真っ白のこぶしの花が6分咲きくらいです。訳もなく嬉しいです。12月に植えたライムグリーンフサコ(さくら草)も満開。箱買いしたデージーもパンジーも「今」という風に勢いよく咲き出しました。散歩の途中の人がスーッと入ってきて、ウロウロ眺めて出て行くこともあり、それも楽しいです。花の力?春の力?
1月、2月と体調が悪く、3月は花粉症で参っています。よく「75歳すぎるとガタッガタッと体調が落ちて行く」というのがこれか!と納得。3食作るのがしんどくなってきて、保育のスタッフがお昼を作ってくれたりしています。4月からはもう1人、お手伝いしてくれる人が増える予定です。それに応じて人件費がかかるので、私のお給料を減らすことにしました。
3月のお産は今日までで7件でした。6件は経産婦さんで、初産婦さんは1件。経産婦の方で、病院での35週の健診で赤ちゃんが小さめ(2100g台)と言われ、1週間後、まーまー2300g台かなということで、助産院のお産OKとなった方が、39週で陣痛が来て普通に来院、破水したら羊水がすごく濁っていて、児心音もガタガタ、全開してるけどなかなか降りてこない。酸素やりながら「立つ!」夫婦ともびっくりするほど素早い!パパ、ママの後ろから持ち上げ、すぐ私たちもおみこしの体勢に入り、2回の発作で赤ちゃんが生まれてきてくれました。赤ちゃんは上を向いていて(前方前頭位)そして小さい。すぐ泣いて元気だったけど、なにしろ2130gと小さい!胎盤は立派だったけど、臍帯が鉛筆ほど細く過捻転、ママは安堵で大泣きだった。本人たちは前のお産の時も最後はおみこしだったので、すぐ対応できたのだと思う。てっきりスムーズに行くお産かと思っていたので、ホント、気を引き締めないとね。赤ちゃんはその後、病院へ搬送した。
初産婦さんの1人で、来院時は5〜6cm開いていて産道もやわらかく、いい感じ、最短コースで生まれるかなと予想していたが、お風呂に入り上がっても、なかなか降りてこない。ずっと児頭高く子宮口もなかなか全開しない。立位になったり、トイレに座ったり、最後は全員の力を振り絞り、2回のおみこしでなんとか生まれてきた。私も久しぶりに「誘導係」だったが、体力が落ちているけれど周りのパワーに圧倒されて「ゼーゼー」なりながら何とか排臨まで誘導できて、そのまま空中で発露、夏みかん….出てきたところで布団に倒れこんだ。ママもパパも本当に頑張りました。すごかったね。終わってみたら3200gの男の子で、出血も少なく傷も軽微でした。皆んな嬉しい筋肉痛です。こんな中、助産院の子どもたちは幼稚園、小学校卒業、中学卒業…と成長しています。忙しく楽しい日々です。
(齋藤弓子)