日常の延長

上の子は病院出産をして、今回は初めての助産院でのお産になりました。

お産に関する本というのを読んでいくと、日々の体調管理とか運動とか食事。

まず、自分で産む覚悟がないと選択できないっていう点も魅力的で、今回は助産院を選択しました。

出産が金曜日だったんですが、その週の火曜日に、お風呂で、お腹の赤ちゃんに「いつ出てきたい?」っていう風に語りかけた時に、「今日」「明日」「明後日」って順番に聞いていったら、「明後日」に足で反応してくれて、それで予定日はきっと金曜日だろうとなんとなく思ってたら、本当に金曜日にやってきてくれました。

夏の暑い日だったので、朝の5時半には、毎日ウオーキングをしてたんですが、この日も歩いていて、でもいつもと少し違ったもったり感がお尻の方にあって、なんとなく少し立ち止まっちゃう感が何度かありました。

午前中は、上の子の水遊びで、公民館に遊びに行ってたんですが、移動の車でもなんとなくお腹が嫌な感じが少しあって、帰ってきて休んでたら、正に陣痛が来て、「来たかも」ということで、母には仕事を午後休んでもらって、すぐに全員で助産院に向かいました。

12時半ぐらいに到着して、もう12分から10分の陣痛間隔になっていて、子宮口は2~3センチ。

だけどまだまだという事で、上の子と遊びながら待って、お昼ご飯もいただいて、ご飯を横取りされながらご飯を食べて、その間も痛い時助産師さんが背中をずっとさすってくれて、すごく安心して過ごすことができました。

その後、お風呂に入りたいという事を言ったら、お風呂を準備してくれて、1時間ぐらいふわふわとイルカみたいに、お風呂の中で陣痛と一緒に過ごすという感じで、その間妹が仕事を半休にしてくれて、御殿場から車で飛んできてくれたり、旦那さんも、お風呂の外から心配そうにのぞいていたり、という事で、なんか日常の延長の中にある陣痛の時間を過ごす事ができました。

これも全然病院と違った感じで、すごく自然で心地よい時間の流れだなと思って待ちました。

子宮口が6センチくらいになったので、お風呂から上がって、着替えて、和室の方に移動したら、もう急に痛みが強くなって、「どんな姿勢でもいいよ」と言ってもらえたので、横向きになって、もうひたすら無我夢中に低く吠えるという感じで、旦那さんにも一緒に声を出してもらって、低く低く何度も何度も。

で、急に一気にそこから30分ぐらいでお産が進んで、最後の方10分くらい上の子が大泣きしちゃって、もう私が苦しんでるのが可哀想と思ってくれたのか必死に泣いてくれて、でもやっぱりすごく私もそっちに気が取られそうになったので、母に連れ出してもらって、その後一気に生まれてきました。

生まれる直前は、頭を触らせてもらったり、すごく貴重な経験をさせてもらって、最後も上手に上手に声かけをしてもらったお陰で、会陰も全く切れずにきれいに生まれてきてくれて、昼間だったので、ほんとにたくさんの助産師さんと母と妹と夫と上の子と研修生と、和室が満員ていう感じの賑やかなお産になりました。

前回も早かったのですが、今回も4時間というスピード出産になって終える事ができました。

出産の後も、すごく自然にそのままそこにいさせてもらって、せかされる事なく赤ちゃんと過ごす事ができて、他の家族ともゆっくりお話しながら、余韻に浸りながら、子宮の痛みに耐えながら、自然に過ぎていって、前回のお産と比べると日常の延長にあるという言葉がぴったりなお産の経験になって、すごく幸せな時間が、産後も入院期間も続いていたな〜と思っています。

お産になるまでの健診期間も、病院の10分とか15分の健診とは違って、じっくり話をして下さったりとか、お産に関する知識をたくさん教えてもらった事で、自分がちゃんと出産するんだっていう心持ちで準備ができた事もすごく良かったし、産後も、本当にプロフェッショナルな助産師さんたちのアドバイスだったりとか、サポートのお陰で、ゆったりと過ごす事ができて、着々と回復できています。

上の子には、すごく負担かけてしまったなと思う事が日常沢山あったんですが、ここから4人家族でまた楽しくやっていきたいと思います。

また機会があれば、助産院で産みたいなと思うぐらすごくいい時間になりました。

ありがとうございました。