腰掛神社への参拝命令
(ママ)前日19日が満月プラス大潮で、もしかしたら来るんじゃないかって家族で話していたら、ゆっくりゆっくりお腹の子は動き出して出てきてくれました。
(パパ)満月の日ね。畳の部屋で上の子と家族3人であの満月を眺めていたのがすごく思い出深いです。印象的でした。
(ママ)満月のパワーあってか、夜中私は陣痛を感じて、2時半ぐらいから陣痛始まっていたんですけど、ゆっくりゆっくりと進む、なかなか強くならず、ゆっくりゆっくり陣痛を感じながら過ごした半日でした。
(パパ)予定日より二日遅れていたので、ついに来たかとそんな印象でした。
(ママ)ただまだ、助産院に電話したんですけど、帰されそうだなって思う痛みだったので、なかなか悩みながら助産院に向かったところ、内診の結果子宮口が4 センチ 開いてるってことで、お産は進んでるって言うことだったので少し安心しました。
ただ、里山公園の腰掛神社への参拝命令が出て、車で行こうとしたら、いやいや何言ってんの!歩きで行きなさい!って言って、あーそっかー歩きかーと思いながら、暑い日差しの中、ゆっくりゆっくりお散歩に出かけました。
(パパ)恥ずかしながら、そこでスイッチが入ったな、とそういう感じです。(ママと)ハハハ!!
(ママ)帰ってきてからも、徐々に強くなってきていたものの、まだまだだということで、 お昼寝をしたり、階段昇り降りをしたり、四つん這いになったりとお風呂も浸かって、いろいろ体勢を変えて過ごしたことで、もっと時間かかっちゃうかなと思ったんですけど、徐々に徐々にお産がゆっくりと進むような流れでした。
(パパ)僕は上の子を連れてちょうどお昼寝の時間にかぶるタイミングだったので、外にドライブに出ました。もしかしたらこのドライブ中に生まれてしまっているんじゃないかっていう不安も少しよぎりましたが、幸いにもお産には上の子と一緒に立ち会うことができました。
(ママ)一番は上の子のフォローをと思って、怖がらせたくないなってのがあったので、主人にはそこのフォローが最大限頑張ってもらえたなっていう印象だったんですけども、その間私はもう信頼できる助産師さんが常に腰をさすってくれて、陣痛中も一緒に呼吸を促してくれたり、合間は会話を楽しんでくれたりって言う時間があったので、すごく安心しながら過ごすことができたなと思っています。本当に皆さんの手はゴットハンドだなって、すごいあたたかくて、力を抜くことができました。
(パパ)16時頃に上の子と助産院に戻りました。ちょうど妻は、お風呂に入りながら産気づいているところで、少しその声も、上の子と外に出るよりも息づかいが荒くなってきていたので、とうとう来たかと、
(ママ)そこから参戦だよね(笑)
(パパ)そこから、参戦するんだなという気持ちにさせられています。
(ママ)お風呂の中で破水を感じることもできたのがなんかすごい貴重でしたね。お腹中でパンと弾けてそこからぐんぐんと出てきた感じがしました。最後鏡を見ながらそのお腹の子の頭をしっかり見て外の世界に出してあげることができたのが、それまでの陣痛の強さとか痛みっていうのを忘れるくらい、ちょっと気持ちいいなっていう感覚で、外の世界に出すことができたのはすごい良かったです。
上の子も怖がらずにずっと見ていてくれた し、手を握ってママがんばれって言ってくれて、それがすごいパワーになったし、一緒の空間で家族で第2子の男の子迎え入れることができてよかったです。生まれた瞬間、やったやった!生まれた!やったー!って両手をあげて飛び跳ねて喜んでいた様子が忘れられず、 上の子も緊張していたので、一気に緊張が解けて、一気にその部屋の空間が和らいでいい空気が流れたのが印象深いです。
(パパ)出産の立会いは2回目でしたが、助産院での家族一体となる出産っていうのは初めてだったので、僕も緊張はありました。
上の子のこの緊張感ってのもそうですけど、どのタイミングで何を求めてくるのかっていうのが、本当に想像しきれない部分があって、すごく緊張していました。上の子は、僕もびっくりするぐらい自然体で、いちごのスムージーを飲みながらこう弟を迎え入れるという、すごく肝のすわったお姉ちゃんだなという風な一面も見れたのも印象的です。
(ママ)何よりも助産師さんが、上の子がすることにもしっかり目を向けて反応して遊んでくれながらサポートをしてくれたのが、すごく彼女の緊張をほぐしてくれたのかなって感じています。
(お姉ちゃん)うまれてやったー!
(ママ)うれしい?
(お姉ちゃん)うん!
(ママ)ピーピー大好き!?
(お姉ちゃん)うん!
(ママ)なんか、戻ってくる家ができたみたいな感じで、すごくこの安心できる空間のおかげでいい出産をすることができました。
本当に皆さんありがとうございました。
(パパ)ありがとうございました、すごく助かりました。
(ママ)今後ともよろしくお願いします。
(パパ)心強かったです。