Lから息子へ
6月10日夢の日
予定日より3日早く、パパのいる夜、産気づきました。
そろそろ出てきて欲しかったので、前日の午後、私は家の中をグルグル歩き回り、「出ておいで〜、出ておいで〜」と声をかけ続けました。
夕方、お散歩がてらパパとお買い物に行きました。
お産中に私が頑張れるようにと大好きなゴディバのクッキーを買ってくれました。
夜、お風呂に入っても動きはなく、9時過ぎに私は寝てしまいました。
夜中の2時ごろ、夜更かししていたパパが寝室にやってきて、それに気づいて目がさめると、どうやら陣痛がきた様子。
パパはもう大慌て。私を駆り立てて、雨の中車を出しました。
「そんなに急には生まれないよ〜。」流暢な私でしたが、パパは大慌て。
無事に助産院について、「いよいよお産が来るのか〜。長い戦いになるのか〜。」と身構えました。
湯船に浸かって温まりながら「力を抜いて〜、力を抜いて〜。」ひたすらにその時を待ちました。
布団でゴロゴロしてみたり、大きなクッションにもたれかかったりしてみたり、椅子に座ってみたり、とにかく色々な姿勢になってみて試行錯誤しました。
私にはとっても長く感じましたが、順調に進んでいよいよ陣痛がピークに。
痛がるパパの手を握りしめ、必死で助産師さんの肩を握り締め、火事場のバカ力で懸命に力を振り絞りました。
そしてあなたは4時間で出てきてくれました。
あなたを胸に抱いた時、私はあなたの大きさに驚きました。
あれ?新生児ってこんなに大きくてたっぷりしてたっけ?
聞いてびっくり。3995グラム!
3700くらいだろう、流石に4000は行かないだろうと予測していましたが、ほとんど4キロ。
お腹で立派に成長してきてくれました。
お産の前日に大盛りのカツカレー。前々日はうな重。その前は焼肉。ラスト3日でとんでもない量のご馳走を食べていたので、そのずん大きくなったのかな〜。大きくて立派なあなたは、生まれてすぐに上手におっぱいを吸って、その吸い付く力に驚かされました。
入院中もたくさんおっぱいを飲んでくれて、それでも足りずに小さなお子さんのいる助産師さんのおっぱいにまで吸い付いて、私の知らぬ間に闇乳にまでありついていました。
まだ産後間もない私のおっぱいでは物足りなかったのでしょう。
それでも文句を言わずに必死に吸い付いてくれて、母は嬉しくてたまりませんでした。
生まれたばかりのあなたを見ていると、こんな大きな子がどうやってお腹にいたのかしら?よくこんな大きな子が出てこれたなと感心するばかりでした。大きく立派なあなたが生まれてきてくれたことが私の誇りであり、私の人生の勲章です。
私たちのもとに生まれてきてくれてありがとう。
パパのいる夜に出てきてくれてありがとう。
これからあなたがどんな風に成長するのか楽しみで仕方ありません。