自宅出産の準備

齋藤助産院のお客さんの約1割が自宅出産されています。
全国的に見ると約0.2%の方が自宅で出産しています。
自宅出産の場合、健診は助産院で産む場合と同じように助産院と病院で受けていただき、そのうち後半の数回、最低1回はご自宅の確認も兼ねて自宅での健診をさせていただいてます。そこで実際に産む場所、トイレ、お風呂の場所を確認させていただいて、お産で準備してもらう物の確認もします。

自然に家族にとけ込んでいくように生まれてくる赤ちゃん

そしていよいよお産となったら、助産院から助産師が2名出張してお産のお手伝いをします。
ふつうの家庭の日常の中にお産があるので、陣痛中のママがいる同じ空間で子どもたちがテレビを見ていたり、パパが子どもたちのご飯を準備していたり…子どもたちがホットプレートを囲んでお好み焼を焼いて食べている、なんてこともありました!
そんないつもの光景の中でお母さんはリラックスしながら陣痛を感じて赤ちゃんを待ちます。
そして、「赤ちゃん生まれるよ〜」となったらちらほらとお母さんの周りに集まって、一緒に新しい家族を迎えます。
赤ちゃんはお腹でいつも聞いていた声の中、自然に家族にとけ込んでいくように生まれてきます。
私たち助産師はお産後の出血が落ち着いたら大体1〜2時間で帰ってくるので、すぐに家族水入らずの時間になります。

自宅出産のフォロー

その後5日間はご自宅に訪問して赤ちゃんとママの様子を見せていただきます。助産院の入院の時と同じようにおっぱいのケアをしたり、赤ちゃんの沐浴をしたりもします。

自宅出産ってどんなかんじ?

何かあったとき心配じゃないの?

確かに病院より助産院、助産院より自宅のほうが緊急時の対応は遅れてしまいます。なので、もともと妊娠経過中に心配事がなかった方のみお受けしていますが、そういった方でもお産が始まって少しでも気になることがあったら早め早めに助産院に移動しておきます。

こどもたちいたら休めない?

大前提として自宅出産の場合、家族や友人のサポートは必須です!家事はもちろん、上の子たちのお世話もお願いできるように妊娠中に準備しておくことが大事です。産後ドゥーラや家事サポートをお願いする人もいます。
経産婦さんで大きいお子さんがいる場合、子どもたちが力になってくれることもあるようです。上の子たちもお母さんと離れることなくずっと一緒にいられるからか、落ち着いているように感じます。

目が届くので逆に安心な方も

お母さんもおうちの中でゴロゴロしながら家族を見守れるので、離れながらあれこれ心配するということがなく、安心してのんびりできるようです。

ご興味のある方はぜひご相談ください

昔は自宅で赤ちゃんを迎えるというのが一般的でしたが、今はほとんどが病院での出産なので自宅出産はイメージしにくいと思います。ご興味のある方はぜひご相談くださいね。