へその緒が二重巻きでした

ママ:スバルの妊娠と出産の話をします。妊娠しているときは、あなたは三人目の子どもだったので、上のお姉ちゃん二人との生活の中で妊娠生活を送っていました。それがとても大変で、お母さんにはいろいろ辛かったです。それと、妊娠中に胎盤の位置の問題がわかりました。まだ早いうちではどうなるかわからなかったのですが、胎盤の位置が低い位置にあるかもしれないということで、様子をみるっていうことになりました。最初通っていたクリニックから大きな総合病院で診てもらうことになり、その胎盤の位置はやがて大丈夫とわかったのですが、そこから齋藤助産院になかなか転院できずやきもきしました。そしてやっと助産院に転院することができたのですが、今度は羊水量の問題が出てきました。羊水の量がちょっとだけ少ないとのことでした。齋藤先生と病院の先生と相談し、助産院で出産することになったのですが、モニターを週2回とのことだったので、助産院に週2回通うのも結構大変でした。そして、出産いよいよきたなという感じがしました。4月9日、前日の日中は暖かかったのですが、とても寒くてマフラーを巻いて出てきたというのが印象的です。そして空は星でいっぱい、綺麗な夜空でした。助産院に着いて、モニターをつけましたが、あまり規則的というか、お産になるのかしらという感じのモニターの結果でしたので、これはどうだろうということで様子見になりました。お父さんはお姉ちゃんの幼稚園の始業式に行かなければいけなかったので、帰ってもらいました。そしてお母さんはモニターをつけながら様子を見ていたら、ちょっとずつ陣痛のサイクルが出てきたので、そのままお産に進んでいくことができました。ここでのお産は、いろんなことを楽しめるというか、試してみることができるお産です。部屋の中で歩いてみたり、ぴょんぴょんジャンプしてみたり、スクワットしてみたり、などなど、お産が進むと事前に聞いていたことをやってみたり、その場で思いついたことをやってみたり、いろいろやりました。ですが、なかなか進みません。とうとうだんだん明るくなって、あたたかくて気持ちいい感じになってきたので、「お散歩に行ってみよう!」ということになり、下の助産院、少し離れたところまでお散歩に行って、帰りにはお母さんも助産師さんも、少し進んできたかなという感じで帰ってきました。それでも、うまれるっていうところまではなかなかきていないっていうことがわかって、あらこれは困ったな〜ってお母さんは思いました。でも、そんなこんなしているうちに、今度はいよいよというくらいお腹の痛みが強くなってきました。そしていろんな形で赤ちゃんを産める態勢を試しながらがんばっていましたが、ここでまた進みません。もう痛みはどんどんひどくなっていきます。お姉ちゃんたちの時にはこれくらいの痛みではもう出てきてたなという時間はとっくに過ぎて、お母さんは困り果ててしまいました。ですが、その場にいた助産師さんたちがいろいろ言ってくれて、その中で、「あ、こういうことか」って思うようなことを言われたことがあって、四つん這いで、中をクッションでグッて押すようにしてやってごらんって言われてやってみると、それがとてもうまくいきました。それでうんとがんばって力を入れると、やっと産める状態に進んでいきました。そしてあなたはやっと出てきてくれたんです。出てきたときにわかったんですが、あなたのへその緒は非常に長くて、さらに二重に巻いて出てきたということがわかりました。よく考えるとあなたは、お姉ちゃんたちに比べて驚くほどよく動く子でした。なので、長いへその緒が首にぐるぐる巻きになっちゃったんだなって思いました。助産師さんが、こういうことがあったからなかなか進まなかったんだね、ちゃんと考えて生まれてきたんだね、賢いね、みたいなことを言ってくれました。お母さんは、とっても苦労してあなたを産むことができたので、無事に生まれてきて本当によかったー!って思いました。産んだ時の達成感は、3人の中であなたが一番だったと思います。お母さんたちのところにきてくれてありがとう。おしまいです。

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