2022年が明けました。

なかなか生まれない初産婦さんのお産に付いていました。どこかで「バーンバーン」と合図の花火が上がり、一応みんなで「明けましておめでとう」と言い交わしたけれど「今はそれどころではない」という気分でした。GBSがプラスで、血圧も高く、体重増加も15kg。子宮口も開いていないというところから陣痛が始まって、丸一日、ようやく子宮口が少し残っているだけ…という状態になったけれど、どういうわけかそれから進まなくなり、結局、朝6時に病院搬送になりました。病院ではその後、促進の点滴をしたけれどもあまり進まず、「午後2時ころ帝王切開で無事に女の子が生まれた」とご主人から連絡が入りました。私が若い頃はこういうケースがあると「自分の力足らず」と落ち込んだものでしたが、このごろは「赤ちゃんもお母さんも無事でよかった」と心底思えるようになりました。「病院がキライ」と言っていた産婦さんもご主人も納得して出してくれた結論でした。

陣痛中、里山公園に散歩に行って「サム〜イ」と20分で帰ってきたり、舗装していない畑の中の道をガタゴトドライブしたり、できたての「ねむの木の家」を見学したり、ご主人に八つ当たりしたり、階段を転げるように登って行ったり…..。病院に行ってからも息ができなくなるくらい強い陣痛が来ているのに赤ちゃんは降りて来ずでした。でも帝王切開でかわいい赤ちゃんに会えて、本当によかったです。

お正月は孫たちが来てにぎやかでした。でも、おせちが中途半端だったので、長女のダンナ様がいろいろ買いに行ってくれました。子供が喜ぶものが何もなかったので「ケンタッキーとか買ってきて〜」と頼んだら本当にいっぱい買ってきてくれて「こんなに!」と思ったけれど、成長盛りの7人の孫たちはきれいに食べてくれました。私たち夫婦には4人の子供がいますが、一番下の男の子だけ結婚していないので、親としては「お父さんの経験をさせたい」ところなのですが、今のところその気はないようです。5月には次女のところに赤ちゃんが生まれる予定なので、8人の孫になります。またにぎやかになります。でもこれで終わりかな?

1月4日の午後、2人の若い女性が来ました。「実習生さん?」マスクをしているせいもあるけれど誰もわかりません。なんと前のスタッフの伊能さんと吉本さんの娘さん達でした!下の助産院の時はママと一緒に毎日のように来ていたので、小さい時の顔は分かっているのに、しっかり成長した女性になって、別人かと思ったくらい、みんな大笑いでした。保育の浅井さん、瀬戸さん、お休みの金子さんも呼び出して「誰でしょう?」クイズをしてびっくりさせました。聞くと、2人ともこの4月から看護学校に行くとのこと、またまたビックリです。やっぱり親の背中を見ていてくれたのかな。嬉しいことです。

2月11日(金・祭日)お餅つきをします。開院記念日と増築した産褥棟「ねむの木のいえ」のお祝いをかねてやります。コロナが大人しくなっているといいのですが…..。   (齋藤弓子)

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