18年ぶりのお客様

2019年の1月がはじまりました。でも今日は1月29日。もう1月も終わりそうです。月の前半は2日より次々に5人の赤ちゃんが生まれ、途中、中休みがあって(といっても、2月予定の経産婦さんが36週3日の早産のため病院で生まれ、助産院に戻ってきて8日間入院していた)、今はまた2〜3人が入院中…というところです。

インフルエンザの流行で、産婦さんの上の子や産婦さん自身も罹患したり、スタッフの子供達もインフルに罹ったり、学級閉鎖だったりで、出勤のスタッフも来れず、外来も2〜3人でなんとか廻しているような状態です。症状は比較的軽いようですが、「季節物」で防ぐのも難しいですね。お気をつけください。

先日の日曜日の午後のこと。一人で洗濯物をたたみながらテレビを見ていたら、思いがけないお客様が来られました。18年前に自宅出産で女の子を産んだGさんです。18歳になるKさんも一緒です。里山公園に散歩に来たついで…とのこと。思い出せば、生まれたのは42週と3日でした。病院でチェックしてもらいながら待ちました。生まれるときは、何だか不安な陣痛でした。なかなか降りて来ず、陣痛がゆっくりになったり….そんな中で、お風呂に入ってみようということになり、お風呂の窓(足元の)から赤いお花が咲いているのが見えました。「女の子かな」と2人で話していました。お風呂から上がったら急にグッポッと陣痛が強くなり、Kちゃんが生まれました。臍帯倦絡がきつく二重にあり、体にも巻き付いていました。Gさんはそのとき「Kちゃんが困っていた。齋藤さんが助けてくれた。」と言いました。2人の記憶をすり合わせてKちゃんに伝えました。彼女はこれからイギリスに渡り、動物の看護師さんになる学校に入りたいと言っていました。Gさんは「Kちゃんは動物が好きなの。でも資格を取るにはイギリスの方がその方面はしっかりしているから。」と言っていました。彼女もドイツのお花のマイスターなので、娘にも好きな仕事の資格を取らせたいと考えているようです。英語は得意だと言っていましたので、これから青春・花開く時でしょうか。楽しみです。嬉しい日曜日のお客様でした。

昨日(1月28日)、4人の助産師学生さんのまとめの会がありました。夏に始まって、受け持ち妊婦の健診、出産、産後と経験してきました。この4月からは病院の助産師になります。まっすぐで熱心な態度で勉強していました。私は年を取ってしまったので、そのキラキラが眩しいです。また会う日があるでしょうか。お元気で! (齋藤弓子)

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