群馬に一泊の旅行に行きました

いつも旅行で助産院を離れる時は、「誰か生まれるかな?」とちょっと不安でしたが、今回も2人の経産婦さんが今週予定日なので、???……..ちょっと心配でした。でも龍瀧さんの運転で県央道に入ってからは、「ワーイ、旅行だア」とすごい開放感。金子さんが助手席で龍瀧さんの次女のレミさんと私が後ろで、群馬の「たくみの里」に行きました。三国街道の宿場の雰囲気を残した須川という所で、いろいろな「たくみ」の工房やコーヒーショップやお蕎麦やさんがあって、まわりには北アルプスに連なる山里の風景が広がり、高原の空気がとても気持ちいいです。着いた日の午後と翌日の朝からお昼まで、紙すき体験や藍染の体験をして、でもまだまだ遊び足りなくて、「また来ようね」とお昼のお蕎麦もそこで食べて帰ってきました。泊まったお宿も源泉掛け流しで24時間入れるので、朝4時頃、一人で入って1時間くらい歩いたり泳いだりしました。誰もいないことをよいことに楽しみました。ご飯も、私は普段は夕ご飯を食べないのですが、全部美味しくいただきました。お腹パンパンです。でも朝にはもうお腹が空いて、お鍋で出された味噌汁を一滴も残さずいただきました。帰り道、門沢橋を渡る時、後ろを振り返ったら大山に夕陽が沈むところでした。「帰ってきたな。又いつもの日々が始まるな」とふしぎな気持ちになりました。

助産院のお産は、今月は4件だけです。でも産後入院の方が常に1人くらいいて「お客さんはいる」感じで何とかまわっています。(今月は赤字だね)。でもきてくれる人がいるだけでありがたいです。かわいい赤ちゃんが生まれて、「お母さんの日々」が始まって、体がどんな風に回復していくのか、気持ちのゆらぎは何故なのか….、受け入れ、耐えて、努力して…、でもちょっとあきらめることもあったりする、そんな変わっていく姿に寄り添っていきたいと思っています。

コロナでやれそうもないと思っていた毎年恒例の「お産カーニバル」ですが、突然「やっぱりやろうか」ということになって、実行委員会の立ち上げもそこそこに、急遽2020年11月3日にやることにしました。場所は齋藤助産院で「命の学習」を中心にリサイクル、テイクアウトなどを加えたこじんまりした内容です。詳細は近々UPしますね。

(齋藤弓子)

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